トーフマン
プロローグ


少女は混乱していた。


一体自分の身に何が起きているのか分からなかった。


つい十分程前まで、平和な日常を過ごしていたはずだった。


朝、赤いランドセルを背負って、友達と一緒に、小学校へ行く途中だった。


スーパーの横を通り過ぎた時だ。


空から人が降ってきた。


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