トーフマン


右腕全体が、一回り太くなっていた。爪が鋭くとがっている。皮膚がトゲのようなものでびっしりと覆われていた。
そして、白かった。
肌が、白色に変色していた。
そしてその質感。
見覚えのある、そのやわらかそうな、くずれやすそうな質感はまるで・・・・・・。



豆腐?



腕が豆腐になっている?





「あ・・・・・・ああ・・・・・・あああああああ!!」
おれは絶叫した。
すると、その叫びに呼応するかのように、体の中心がかっと熱くなった。
そして、おれは気を失った。





< 20 / 68 >

この作品をシェア

pagetop