生徒会の恋愛事情
確かに、家があれなら別荘も凄いんだろうな…
改めて、弥先輩の家は凄いと思う。
きっと、他の先輩の家とか別荘とかも凄いんだろうけど。
「あの、一ついいですか?」
光唆が聞きずらそうに手を上げる。
「どうしたんですか?」
「合宿とは直接関係ないですけど、先輩達って夏休みの宿題はいつやってるんですか?
こんなにずっと生徒会のことやってて…」
それはちょっと気になるかも。
休み時間にちょっとずつやってるけど、終わる気配がしない。
「んなもん、前日に徹夜して終わらせるに決まってるだろ!」
勇也先輩が自信満々に答えた。
確かに、それも一つだけど…
ああ、聖也先輩が呆れてしまって、もはや何も言う気がないって顔してる。
「それはどうかと思いますけど、僕は去年は何とか時間作ってやってました。
でも…合宿と言っても、24時間生徒会の件について何かしてるわけじゃないですから、休憩の間に手伝える事がありましたら協力しますよ。」
「ありがとうございます!」
光唆がお礼を言う。
「弥!
俺のも宜しく!」
「お前は自分でやれ。」
聖也先輩は、とうとう我慢できなくなって勇也先輩を殴ってしまった。