生徒会の恋愛事情


あたしはお風呂からあがって、ドライヤーをしてから寝る準備をした。


寝ようとしたのが日付が越える少し前だったと思う。


明日の朝も早いからもう寝なきゃな。


でも何だか眠くないな…


そう思ってた時だった。


ガチャッ


あたしの背中が凍った。


鍵が開く音だ。


でも…寝室には由羅お姉ちゃんと美羅がいる。


あたしも今ここにいる。


…泥棒!?


盗む物がない家だけど、そうとしか考えられない。


…何とかしなきゃ。


そう思った時には、ドアが半分開いていた。


あたしは急いで武器になりそうなものを探し、乾かし中のフライパンを手に取った。


そして玄関に駆け寄る。



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