生徒会の恋愛事情
6 高校生活は楽しむべきです!
休む間もなく
文化祭が終わった後、あたしは強制的に自宅待機だった。
なんか薬も打ってるし、本来動いちゃいけないのに動いたかららしい。
検査入院のために一日だけ病院に行ったけど、あとは何もない。
光唆に頼んで資料とか見せてもらおうとしたけど、ダメだった。
弥先輩に、あたしに渡しちゃ駄目って言われてるんだって。
家でちょっと何かするぐらい大丈夫なのにね。
生徒会では、文化祭の翌日から新しい事を色々やってるのに…
華羅お姉ちゃんもそろそろ退院するから、そしたら一緒に戻れるかな。
いや、その時は何が何でも戻ろう。
あたしはそう思ったし、由羅お姉ちゃんと美羅にもそう話した。
そしたら、美羅にこんな事言われた。
「沙羅お姉ちゃん、ちょっとは休んだ方がいいよ。」
「え?
今十分すぎるぐらい休んでるよ?」
「そうじゃなくて気持ちの問題!
沙羅お姉ちゃんも華羅お姉ちゃんも、今までずっと頑張ってるんだから、お休みの時ぐらいちゃんと休憩しようよ。」
確かに美羅の言う通りかもしれない。
生徒会のことが気になって、心は休んでないかも。
よし、生徒会のこと考えないでおこう!
あたしはそう思う事にした。