生徒会の恋愛事情
弥先輩は優しく笑う。
あたしの顔は、青くなったり赤くなったり忙しい。
あたしは冷めかけのお粥を口に運んで誤魔化す。
でも、もう残り少ないそれはすぐになくなってしまい、時間稼ぎにはならなかった。
「…ごちそうさまです。
美味しかったです。」
「それは良かった。」
「はい。
それに…熱下がったみたいです。
看病して下さって、ありがとうございます。」
何でだろう…
弥先輩に早く帰ってもらわないといけない。
そんな予感がした。
「どういたしまして。」
「…本当にあるがとうございます。
こんなに良くしてもらって…申し訳ないです。」
「本当に気にしないで。
僕がしたくてしているってところもあるし。」
「っ!
弥先輩…」
「もう、我慢できないから言うね。」