生徒会の恋愛事情
「弥先輩、あたしでいいんですか?」
弥先輩は…あたしが好きって言ってくれた。
お付き合いしてくださいって言ってくれた。
「沙羅ちゃんでいいんじゃなくて、沙羅ちゃんが好きなんだ。
平井沙羅ちゃんって一人の女の子が。」
「…すっごく嬉しいです。」
本当に嬉しい。
あたしも弥先輩が大好きだから。
今までいろんなことがあって、諦めようとか思ったけど…
…あれ?
「弥先輩って、華羅お姉ちゃんと付き合ってるんじゃないですか?」
「え?
沙羅ちゃん知ってたの?」
「知ってるっていいますか…」
「華羅とは昔付き合ってた。
昔って言っても、別れてから半年も経ってないけど。
誤解されえるかもしれないけど、沙羅ちゃんが華羅の代わりとかそんなんじゃないんだ。
というよりは…沙羅ちゃんのことが好きだから、別れたんだ。
華羅も…他に好きな人ができて、それだったらお互いが一緒にいる意味は全くないってなって。」
「そうだったんですか…」
華羅お姉ちゃん、他に好きな人いるんだ。
それで弥先輩の好きな人が…あたしになるんだ。