生徒会の恋愛事情
これ…絶対に少しで終わらない。
「あの…今から買い物行かないといけないんです。
今じゃないといけませんか?」
「…そうですか。
それなら、お買い物が終わられた後ならご都合どうでしょうか?」
「えー…」
これはとんでもないものに捕まったようです。
それでも…
「もしそれでも駄目なら、また別の日にって話になりますよね?」
「そうなります。」
「それなら…買い物から帰ってきてからにして下さい。
なるべく手早く済ませますから。」
「ご協力ありがとうございます。」
その人は恭しく頭を下げた。
あたしはそれを見て、走ってスーパーまで行く。
…何なんだろう。
一体誰なんだろう…
色んな疑問が頭を覆い尽くす。
それでも一つ言える事がある。
絶対に逃げられない。
あたしは買い物を済ませて、急いで家に戻る。