生徒会の恋愛事情
2 勉強会します!
変わっていく生活
入学して早一ヶ月が経った。
気付けばゴールデンウィークさえ終わってしまった。
ゴールデンウィーク中も、勿論生徒会があった。
毎日集まって、話し合って、色々な事を教えてもらって…毎日が本当に忙しかった。
中学で部活をしてなかったあたしは、休みの日も学校に行ってる事が不思議だった。
っていうか、家に殆どいないのがそもそも驚くべき事だ。
美羅に家事を任せっきりにしてるのが申し訳ない。
そんな事を考えながら過ごしていた、ある休み時間の事だ。
「沙羅ちゃん!」
クラスの女の子3人が、あたしに話しかけてきた。
「どうしたの?」
「あのね…沙羅ちゃんにお願いしたい事があるんだけど…」
「あたしに出来る事なら何でも。」
「本当に!?
ありがとう!」
彼女達は目を輝かせていた。
とんでもない事を言われるかもしれない。
あたしの直感はあたった。