ドメスティックバイオレンス【中編】
私の考えを聞くと医師は安心した顔で

一枚のメモをくれた

そこには北海道の住所が書かれていた

『私の友人がやっているペンションだ。すべての事情は話あるからそこにいきなさい』と

ここまでしてくれる医師に感謝の気持ちでいっぱいになり

また涙がとまらなくなった

『まだ泣かない!君はこれからが本当に大変なのだから』

そうだ

今からが一番大変なのだ

やるべきことはいっぱいだった





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