隣の席の不器用男子。



ただの友達…
うん、まぁ、そうじゃないけど。


「はい。……紗英とは、小学校の頃から、し、親友です!」


シーン。

な、なんなんだ。
結構恥ずかしかったのに、何も反応なしなんて。


「はぁ…あなたって予想以上に馬鹿だったのね…」


む。
この人、相当失礼な人だ。
初対面の人に馬鹿って言うなんて。

しかも、予想以上に馬鹿ってどういうことさ。
私のことを馬鹿だと予想してたのか。
しかもそれは予想以上だったなんて。


「母親の話、してたわよね?」



< 33 / 37 >

この作品をシェア

pagetop