アニサーコンチェルト♪【番外編】~オレが守るヤツは1人しかいねぇけどっ?!なにかっ?!~
□第3楽章
♯ついに、海外進出?! あれ?!…
マナカの記憶が戻って、病院から帰ってきて2週間が経った。
当初のアフレコ予定がオレの分だけ遅れていたので
この2週間でマンションに帰れたのは数えるほど。。。
退院して間もなかったし、身重なマナカをマンションに1人にはしておきたくなかったから
日中は、マサコや3人組、夜は、ミゥさんとシズさんが着てくれていた。
今日だって、今朝には仕事終わったけど、
打ち合わせが長引いて、帰ってきたのは10時すぎてた。
でも、あさってには、アジアツアーに出発するので、
ツアーから帰ってくるまで、オレは心配で仕方がない…。
「なぁ、マナカ、一緒にツアー来ないか? てか、オレとしては来てほしいんだけど…」
オレのスーツケースに入れる衣類をソファに座ってたたんでいるマナカの
前にすわり、マナカを見上げる。
「潤ってば、大丈夫だよ、もう安定期だし、この前みたいに、マサコさんたちもミゥやシズも
様子見にきてくれるし。
もー、心配しすぎだょー」
手を止めて、オレの頬を両手で挟む。
「んー でも…なぁ…」
オレの心配をよそに、両手を離したマナカが、思い出したように言った。
「そうだ!昨日ね、君やんと怜ちゃんが遊びに来てくれたんだよ!」
「え…?」
君塚が?
あれ?アイツ、昨日午前中、オレとダンスレッスンしてたよな…
午後はオフだったワケか…。