あなたの彼女?!〜秘密の恋ゴコロ〜
「行ってきまーす!」

こんなふうに挨拶するのは小学生の頃か

らかわっていない私達。





私の家から学校はわりと近く、歩いて

20分ほど。





やっと学校の校門が見えた。





「あの...。」




「....」



私は、首を傾げた。




私の目の前に立っているのは、幼さの残

っているスポーツ刈りの男の子。



野球部の子かな?



「あ、あの、相川みことさ

ん!僕、ひ、一目惚れしました!」


またか...。








「よかったら....」











「ごめんね?私、年下興味ないから..!」






「そ、そうですか...」 


そういって男の子は走り去っていった。









「あ!みことー!!」


私の名前を呼んだこの子は親友の愛梨。

相談したり、一緒にいて楽しい、

大事な存在。




「愛梨じゃーん!おはよ!」




「もしかして、またいつもの?」



「あんた毎日のように告白されてるよ

ね~」






「うん。そーなんだよね~。

 私、年下は興味ないから....」









「ってゆうか、あれ?みこと妹いた
  

の?」






「私、妹のりおです!」



「りおちゃんかー、よろしくねー?」



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