Love at first sight.
15(都合により台本書き)
【executive NewS】
業界を賑わせたKOT――KAI・及川・巽――と人気カフェ【フェイバリット】カリスマカフェスタッフ初の二号連続合同取材!
三社の交友関係から新事業、個人対談までを独占掲載!!
合同取材の為、以下の表記(敬称略)をさせて頂いております。
KAIコーポレーション、甲斐社長―甲斐
同社社長夫人―リア
及川商事、及川社長―及川
同社副社長―及副
同社副社長夫人兼第一秘書―東雲
巽産業、巽社長―巽
フェイバリット本店店長―木下
同店カリスマカフェスタッフ―相模
―――――――――――
まず詳しく交友関係や馴れ初めからお願いします。
甲斐「私と及川商事副社長…輝一は大学の先輩後輩です」
及川「東雲は僕の大学の後輩で、巽と木下は同期になります」
甲斐「私の妻の事はご存知の通りですね。輝一の妻の東雲の事も以前お話しした通りです」
及副「うちと甲斐先輩の会社とは嫁さん同士が仲がよくなった事が始まりで」
東雲「お祝いと商談で来社頂いた時にすでに姉妹のようにお付き合いさせて頂き始めました」
リア「初音さんはお姉ちゃんみたいに優しいんです。一人っ子だったから嬉しくて」
では巽社長とは?
及副「嫁さんの先輩で結婚披露パーティーに来て下さって、結婚祝いに頂いたものと選んでくれた人がきっかけですね」
ちなみに何を頂いて誰が選ばれたんですか?
巽「フェイバリットの彼女です。オリジナルでセットを組んでもらったんですよ」
巽社長はフェイバリットの常連でしたね?
巽「はい。木下とは高校からの付き合いでしたから。彼女が異動してきた後からは、彼女目当てに通いました」
おや、猛アタック中…と言う事ですか?
巽「残念ながらその期間は終わりました。今は新妻です」
それは失礼を…。巽社長のような方が振られたりするんですか。
巽「……私の妻です」
(同席したみなさんから笑いが漏れる)
大変失礼致しました!
では気を取り直して…やはり猛アタックは巽社長が?
巽「ええ。俺が休みで早く起きた日に店に顔を出したら偶然、二連休なのに間違えて出勤した彼女がいましてね。すぐにデートに誘いました」
相模さんは誘われた時はどうでしたか?
巽「……それは旧姓だ」
(再び笑いが漏れる)
東雲「巽先輩…こんなところで狭量披露しないで下さい。呉羽さんが困ってますよ」
相模「……///」
巽「呉羽にだけだからいいんだ」
で、如何でしたか?(これより相模→呉羽)
呉羽「え…と、信じられなかった…です///」
どんなデートでしたか?
呉羽「エスコートされたりとか…慣れなくて…しかもランチの後、会計で揉めました……」
巽「割り勘だって譲らなくて困りました。次回お礼をしてもらうと言う事で何とか任せてもらいましたが」
(三度、笑い)
初めてだったのでは?
巽「彼女が何か一方的にされるのが嫌いだと言う事はわかりましたから」
交際期間は?ご結婚されてどのくらいですか?
巽「交際期間としては二ヶ月にならないですね。結婚してから一ヶ月程度です」
では電撃結婚ですね。甲斐社長ご夫妻も及川副社長ご夫妻も電撃ですよね?奥様方は如何でしたか?
東雲「実家の両親から丸め込まれました…逃げ道なしで」
及副「…その言い方はねぇだろ」
東雲「二年片想いでしたから、決して嫌ではありませんでしたが、その根回しの良さを仕事に生かして頂けたらと心底考えました」
秘書を兼任される奥様らしいご意見ですね。甲斐夫人は如何でしたか?
リア「ん…よく…わかんないです。結婚とか…考えた事なかったから……」
甲斐「名実ともに傍にいたかったので、二十歳まで待てませんでしたよ…全く年甲斐もなく」
巽「それなら私も同じです。急ぎすぎて無理を強いていないかと…付いていけないと言われるのが怖くて」
甲斐「そうですね、最初で最後の意気込みでしたよ。恥もなにもそんな事は形振り構わず」
業界を賑わせたKOT――KAI・及川・巽――と人気カフェ【フェイバリット】カリスマカフェスタッフ初の二号連続合同取材!
三社の交友関係から新事業、個人対談までを独占掲載!!
合同取材の為、以下の表記(敬称略)をさせて頂いております。
KAIコーポレーション、甲斐社長―甲斐
同社社長夫人―リア
及川商事、及川社長―及川
同社副社長―及副
同社副社長夫人兼第一秘書―東雲
巽産業、巽社長―巽
フェイバリット本店店長―木下
同店カリスマカフェスタッフ―相模
―――――――――――
まず詳しく交友関係や馴れ初めからお願いします。
甲斐「私と及川商事副社長…輝一は大学の先輩後輩です」
及川「東雲は僕の大学の後輩で、巽と木下は同期になります」
甲斐「私の妻の事はご存知の通りですね。輝一の妻の東雲の事も以前お話しした通りです」
及副「うちと甲斐先輩の会社とは嫁さん同士が仲がよくなった事が始まりで」
東雲「お祝いと商談で来社頂いた時にすでに姉妹のようにお付き合いさせて頂き始めました」
リア「初音さんはお姉ちゃんみたいに優しいんです。一人っ子だったから嬉しくて」
では巽社長とは?
及副「嫁さんの先輩で結婚披露パーティーに来て下さって、結婚祝いに頂いたものと選んでくれた人がきっかけですね」
ちなみに何を頂いて誰が選ばれたんですか?
巽「フェイバリットの彼女です。オリジナルでセットを組んでもらったんですよ」
巽社長はフェイバリットの常連でしたね?
巽「はい。木下とは高校からの付き合いでしたから。彼女が異動してきた後からは、彼女目当てに通いました」
おや、猛アタック中…と言う事ですか?
巽「残念ながらその期間は終わりました。今は新妻です」
それは失礼を…。巽社長のような方が振られたりするんですか。
巽「……私の妻です」
(同席したみなさんから笑いが漏れる)
大変失礼致しました!
では気を取り直して…やはり猛アタックは巽社長が?
巽「ええ。俺が休みで早く起きた日に店に顔を出したら偶然、二連休なのに間違えて出勤した彼女がいましてね。すぐにデートに誘いました」
相模さんは誘われた時はどうでしたか?
巽「……それは旧姓だ」
(再び笑いが漏れる)
東雲「巽先輩…こんなところで狭量披露しないで下さい。呉羽さんが困ってますよ」
相模「……///」
巽「呉羽にだけだからいいんだ」
で、如何でしたか?(これより相模→呉羽)
呉羽「え…と、信じられなかった…です///」
どんなデートでしたか?
呉羽「エスコートされたりとか…慣れなくて…しかもランチの後、会計で揉めました……」
巽「割り勘だって譲らなくて困りました。次回お礼をしてもらうと言う事で何とか任せてもらいましたが」
(三度、笑い)
初めてだったのでは?
巽「彼女が何か一方的にされるのが嫌いだと言う事はわかりましたから」
交際期間は?ご結婚されてどのくらいですか?
巽「交際期間としては二ヶ月にならないですね。結婚してから一ヶ月程度です」
では電撃結婚ですね。甲斐社長ご夫妻も及川副社長ご夫妻も電撃ですよね?奥様方は如何でしたか?
東雲「実家の両親から丸め込まれました…逃げ道なしで」
及副「…その言い方はねぇだろ」
東雲「二年片想いでしたから、決して嫌ではありませんでしたが、その根回しの良さを仕事に生かして頂けたらと心底考えました」
秘書を兼任される奥様らしいご意見ですね。甲斐夫人は如何でしたか?
リア「ん…よく…わかんないです。結婚とか…考えた事なかったから……」
甲斐「名実ともに傍にいたかったので、二十歳まで待てませんでしたよ…全く年甲斐もなく」
巽「それなら私も同じです。急ぎすぎて無理を強いていないかと…付いていけないと言われるのが怖くて」
甲斐「そうですね、最初で最後の意気込みでしたよ。恥もなにもそんな事は形振り構わず」