無愛想な彼に胸キュン中
暑いし、お前たちになんか興味ねぇよ。
ってかお前らはこんな炎天下において、
俺を殺してぇのか。
首筋に流れた汗を拭う。
そんなことを考えながら、顔は不機嫌全開。
しかしそんな俺に気づく様子もなく、
女達は俺にべたべた触ってくる。
……まじ、ふざけんな。
怒りが外に飛び出しそうになるのを
必死で堪える。
ここで俺が動けば、負けだ。
面倒くさいことになる。
わかっているから、
何も言わずに女達に囲まれてるんだろ。
そう、自分を説得して遠くを見た。