無愛想な彼に胸キュン中




三枝に呼ばれ、俺は口に手を当てた。




――俺、何言ってんだ?



おかしい。最近の俺はおかしい。



男に絡まれてる三枝を助けたり、
椎木との態度を比較したり。



俺らしくない。



女は嫌いで、
関わりたくなんかないはずなのに。



自分から関わって、こんな気持ちになってさ。



変だろ?いや、絶対変だ。



一瞬の気の迷い。
そうだよな。じゃなきゃ困る……。






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