無愛想な彼に胸キュン中
2人きりかもとか思った。
あたしなに勘違いしてたんだろ!
うわぁ、あたしのバカ。
かぁぁと顔が赤くなるのがわかった。
「え?なに三枝、どうかした?」
「べ、別に!」
「そ?じゃあ入るぞ」
あぁ、青葉のお母さんに会うんだ。
あたしは決心して頷いた。
「……ただいま」
「お帰りなさい流~」
明るい声とともに出てきたのは、茶髪をアップにしたエプロン姿の若々しい女の人。
「今日はクリスマスよっ。だからお母さん、いつも以上に料理に気合いを……」
そう言うと、あたしを見て固まった。