無愛想な彼に胸キュン中
「なんだよ類。それどういうことだよ」
「蜜ちゃん、中3のときに突然転校したんだろ?それ、流のせいじゃなかったんだよ」
「え?」
「原因は、その蜜ちゃんがクラスの女の子の彼氏を盗ったことによる、いじめだよ」
「はぁ?」
「だから、流が蜜ちゃんの隣にいる必要なんてないんだよ」
そこまで言って、みんなの視線が蜜ちゃんに集まった。
「……どういうことだよ、蜜」
「…………」
「蜜」
「そ、れは……」
青葉に睨まれた蜜ちゃんは、目に涙をためて、黙り込んでしまった。