無愛想な彼に胸キュン中




一緒に話しているのは、おそらく
同じクラスの椎木。



あのウソっぽい穏やかな声は、絶対そうだ。
王子さまを演じてるってかんじの。




俺は壁に背中をあずけて、
2人の会話を聞くことにした。





「だから、そんな泣きそうな顔してたの?」



「え?」




椎木の言葉にドキリとした。



やっぱり、泣きそうな顔してたんだ……。




気、強そうなのに何でだ?
って俺は何考えて……。




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