無愛想な彼に胸キュン中
『これから毎日俺の言うことを聞け。俺からの命令は絶対だから』
勝ち誇ったような声。
悪魔のような囁き。
妖しく光った瞳。
これも全部、あたしから始まった。
あたしが青葉を傷つけて。
自分の不注意で秘密をバラした。
そう、だからあたしが悪い。
なんだけど……。
「ほら。昼飯買ってこいよ」
この横暴な態度はなんですか青葉さん!!
ヒクヒクと顔を歪ませながら、
差し出された五百円玉を受け取る。