無愛想な彼に胸キュン中





昼休み。騒がしく行き交う生徒の中に
混じってあたしは青葉を睨んだ。



……なんなんだこの状況。




「……なに、その顔」



「べつに何でもないですけど」




本当は何でもなくないですけど!




こんなのただのパシりじゃんか!



ムカつく青葉ー!





「ふーん。じゃ、焼きそばパンとミネラルウォーター。それと、メロンパン買ってきて」





涼しい顔で青葉がそう言う。




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