君といた夏
「まあ、済んだことはいいけど。
これからは、ちゃんと相談すること。」
「うぅ………はい…」
千夏に怒られて、私は出来るだけ小さくなる。
「俺の玲奈をいじめんな。」
「誰のおかげで、今仲直り出来てると思ってるの?調子にのんな!
てか、玲奈はあんたのものじゃないし。」
千夏と涼の間に火花が見えるよ……
愁くんに助けを求めても、面白そうに傍観してるだけだし。
他人事みたいにしちゃってさ!
「まあ、とりあえず涼太の勘違いを解かなきゃな。
そこから始めようぜ。」
千夏によって内側から鍵がかけられた、保健室。
すいません、先生。
勝手に借ります。