君といた夏



ザッ


ピッピーー




ボールがゴールネットに収まる音と、試合終了のホイッスル。




「「「ありがとうございました!!」」」



出場選手が挨拶を終えても、観客の興奮は終わらない。




そりゃそうか……涼と愁くんだもん。



バスケのダブルエースは、サッカーになっても人気者なんだなぁ…




涼と愁くんを好きでいてくれるのは、2人が認められているみたいで嬉しい。



けど、女の子だと嫉妬するんだ。





「あ、坂本と五十嵐はこのままバスケの第一試合みたいだよ。」



「あ、本当?!」



た、大変!


速攻で行かないと、場所が取れなくなっちゃう……!!




でも……


チラリと涼の方を見る。




< 136 / 168 >

この作品をシェア

pagetop