君といた夏



「涼太!決めろっ!!」



ラスト1秒。



俺はスリーラインポイントから、ボールを放つ。




ピーーーっ



シュバッ




最後に決まった、俺の3点が加算されて、俺らは勝った。





「涼太がスリーなんて、珍しいな。」



「まあな。」



ぶっちゃけ、俺はスリーが得意ではない。



遠い所から決められるのは、カッコいいから憧れるけど、


そんなに器用ではない俺は、圧倒的に長距離シュートは不得意。



俺の武器は、ドリブルと近い所からのシュートだ。




逆に、愁はスリーの成功率が高く、抜群にセンスがある。



愁の武器は、長距離シュートと頭の柔軟さを生かした、パス回しだ。



< 142 / 168 >

この作品をシェア

pagetop