君といた夏
周りから多くの視線を感じつつ……ついでに男を威嚇しつつ、俺は玲奈と話す。
「んじゃあ、昼飯にするか。」
「お弁当、持ってくるね。」
そのまま競技は続き……
結局、玲奈たちは準準決勝で敗北。
俺たちは、サッカーでは次の次の試合でサッカー部の多い3年のクラスに負け、
バスケは見事優勝に輝いた。
他の各競技でも好成績を収めたらしく。
俺たちは充実した日々を過ごした。
その中で、俺は感じていた。
チクチクと痛む苦しさ、泣きたいくらいの悔しさ
そして、何よりも
玲奈への大きすぎる愛情を。