君といた夏
なんか違和感があった気がするけど……気のせいだよね?
「クリスマス、1日中一緒にいたいけど、大丈夫か?」
「うん、もちろん!」
涼は、私に笑いかけると、優しく頭を撫でてくれる。
涼が頭を撫でてくれることが好き。
だって、涼も優しく笑うから。
「涼、好き!」
「教室の中で言うな。俺も好き。」
かすかに赤くなった涼が、可愛くて。
私まで赤くなる。
「あー、バカップル。俺は席に戻る。」
「私も見てられなーい。」
だから、そんな冷たい2人のことは気にしないもん。