君といた夏



え?、と思った瞬間。



私は後頭部を引き寄せられて、涼とキスをしていた。



触れるだけのキス。


でも、温かくて甘いキス。




「俺ばっかドキドキしてる。」



「そんなことないよ……」




私が涼のほっぺたに手を添える。



涼の肌、やっぱりスベスベだな〜


この体型と顔ならモデルできるんじゃないの?!



「あー、なんか帰したくねぇな……」



「うん。帰りたくない。」



何よりも大切で、何よりも大好きで。



いつも守ってくれて、


いつも抱きしめてくれて、



キスだけじゃないよ。



一つ一つの仕草も、表情も……



全てにドキドキしてる。



< 39 / 168 >

この作品をシェア

pagetop