君といた夏
え?、と思った瞬間。
私は後頭部を引き寄せられて、涼とキスをしていた。
触れるだけのキス。
でも、温かくて甘いキス。
「俺ばっかドキドキしてる。」
「そんなことないよ……」
私が涼のほっぺたに手を添える。
涼の肌、やっぱりスベスベだな〜
この体型と顔ならモデルできるんじゃないの?!
「あー、なんか帰したくねぇな……」
「うん。帰りたくない。」
何よりも大切で、何よりも大好きで。
いつも守ってくれて、
いつも抱きしめてくれて、
キスだけじゃないよ。
一つ一つの仕草も、表情も……
全てにドキドキしてる。