君といた夏



「あなたに愛されてると、感じれる毎日に感謝で一杯だよ。
“あなたの愛を、私は信じてる” 」



俺の愛を信じる



まさか不意打ちでそんな言葉がくるとは思わなかった。




「俺も、玲奈を信じてる。」



誰よりも強く、君を想う。




お前のためなら、俺は自分を犠牲にしても抱きしめて愛してやる。




「玲奈、愛してる。」



「んっ……」




高校2年生

12月24日、クリスマスイヴ。



クリスマスツリーの下で、俺たちはキスを交わした。



誰よりも好きな彼女を、強く長く抱きしめて。



その間には、愛を信じるメッセージ。




“愛してる”



誰よりも……君を。





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