君といた夏



涼に見せつけるために、手際良く料理の準備にかかる。



「冷蔵庫開けていい?」



「おう。」




涼の確認をとると、冷蔵庫を開けて中身を見ていく。



野菜も卵もお肉も丁寧に保管されている。


涼のお母さんは、センスが良いうえに、整理整頓も好きなのかな?




この材料なら、ある程度なんでも出来そうだけど……



「クリスマスだし、豪華な方がいいかな?」




涼はやっぱり男子高校生で運動するし、量は結構食べるよね?



そうなると、お肉中心のメニューがいいけど、やっぱりバランスも考えると…




「クリスマスだし、ちょっと定番だけど、やっぱりあれだよね。」



私は、冷蔵庫の中へと手を伸ばした…





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