君といた夏
「ありがとう………」
女の顔をした玲奈のその言葉が妙に色っぽい。
「優しくできねぇかもしれねぇ。」
「いいよ。私が、涼の想いを全部受け止めるもん。」
「泣かせるかもしれねぇ……」
「既に幸せすぎて泣きそうだよ……」
「俺も。」
「ふふっ。何それ…………んぅっ……、は……ぁ」
舌を入れて、玲奈の口内を荒らす。
そのまま、俺は玲奈の服に手をかけた。
「本気で誰よりも愛してる。」
俺のその言葉に、玲奈は涙を見せた。
そして、俺も……
玲奈と繋がった瞬間、涙が溢れた。
生まれてくれて、ありがとう。