君といた夏
「……は……んん……ぁ…」
長くて深い、彼のキス。
彼の舌が、私の舌を絡め取り、私はそれについて行くだけで精一杯。
「ふぅっ………ぁん……」
「やべ……可愛い…」
後頭部と腰を、彼に抑えられ、もう逃げられないーーー
「早く、俺のものになって。」
切ない彼の声。
聞こえないフリをする私は、とても卑怯。
「……ふっ……は、……」
「もっと聞かせて--」
夜空に花火が輝き、
彼のキスで甘くとかされ……
彼と約束を交わす。
「来年も、俺とここに来よう。」
「……うん。」