ニセ×カレ
な、何で居んのぉ?
「りょ…涼太まさか友だ――」
「あっれー? 美々果じゃん。」
「知り合いなの、藍沢とみみって。」
「…ひなは知らないもん…見てないもん……。」
さ、最悪…
早く…逃げよう!
「か、帰ろっ! 行っくよー涼太、ひな!
バスに乗り遅れちゃーうっ!」
そう言って、強引に2人を引っ張って走り出した。
「お、おい、みみ? どうした?」
「早く帰ろって約束したじゃん?」
「そうだけど…。」
「きょ、今日はこういう気分なの!。」
ホント最悪…。
2年生初日からこんなことになるなんて…。
バス停に着いた。
でも、着いた時には向こうの交差点に曲がっていくバスしか見えなかった。
はぁ…乗り遅れちゃった…。
「もー……最悪ぅー!」
私は、私の心の中とは真逆の、まだまだ明るい空にむかって叫んだ。
「りょ…涼太まさか友だ――」
「あっれー? 美々果じゃん。」
「知り合いなの、藍沢とみみって。」
「…ひなは知らないもん…見てないもん……。」
さ、最悪…
早く…逃げよう!
「か、帰ろっ! 行っくよー涼太、ひな!
バスに乗り遅れちゃーうっ!」
そう言って、強引に2人を引っ張って走り出した。
「お、おい、みみ? どうした?」
「早く帰ろって約束したじゃん?」
「そうだけど…。」
「きょ、今日はこういう気分なの!。」
ホント最悪…。
2年生初日からこんなことになるなんて…。
バス停に着いた。
でも、着いた時には向こうの交差点に曲がっていくバスしか見えなかった。
はぁ…乗り遅れちゃった…。
「もー……最悪ぅー!」
私は、私の心の中とは真逆の、まだまだ明るい空にむかって叫んだ。