ニセ×カレ
「なんなんだよ和希。美々果困ってるじゃん。彼氏みたいなこと言ってさ――――」
「だって彼氏なんだからしょうがねーだろ。」
「は?」
「…。」
「そ。こいつ、俺の女だから。」
まだ、悪夢は終わってなかったんだ。
だんだん人も集まってきてしまっていて、当然この場にいる全員が勘違いをしてるんだろう。
クラス一のもて男の彼女がこんな奴だったなんて。
さすがにもう黙ってはいられなかった。
「ちょ、ちょっと! 勝手なこと言わないでよっ! 誰もOKしてないでしょ?」
「へぇ、あんときのキスはOKの印だと思ったんだけど?」
「…お前らいつそんな……。」
周りがざわつく。
中には悲鳴と思える声まで聞こえた。
「だって彼氏なんだからしょうがねーだろ。」
「は?」
「…。」
「そ。こいつ、俺の女だから。」
まだ、悪夢は終わってなかったんだ。
だんだん人も集まってきてしまっていて、当然この場にいる全員が勘違いをしてるんだろう。
クラス一のもて男の彼女がこんな奴だったなんて。
さすがにもう黙ってはいられなかった。
「ちょ、ちょっと! 勝手なこと言わないでよっ! 誰もOKしてないでしょ?」
「へぇ、あんときのキスはOKの印だと思ったんだけど?」
「…お前らいつそんな……。」
周りがざわつく。
中には悲鳴と思える声まで聞こえた。