ニセ×カレ
その時、ちょうどバスが来てドアが開いた。


「あ、これ南中にむかうやつか?」

「あ、はいそうですけど、ボールは?」

「学校終わったらとり行く事にするよ。じゃ、俺行くから。」

「はい、またいつか! どこかで会いましょう!」

「おう。」


そういうと、急いでバスに乗った。

よかった、何はともあれこれで学校に行ける。


「あ、あの!」


後ろから声がし、驚いて後ろを振り向いた。


「私、天海…天海美々果っていいます!
みが多くて言いにくい名前ですけど…。」


これが俺と彼女の出会いだった。


「俺、藍沢和樹。またいつか、学校でな!」


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