ニセ×カレ
3人そろって新しい教室に足を踏み入れた。
「わー知らない人ばっかだなぁ…。」
「俺も、知らない奴ばっか…。」
「ひなもーっ!」
とか言っときながら、なぜか超ニコニコのひな。
もう男子がチラチラ見てるし…。
今年のクラスでも、ひなはもてそうだね。
「そういえば、みみ、出席何番だった?
俺、16だったんだけど。」
「見てないけど……どうせ1番でしょ。」
私は『天海』だから、出席はずーっと1番なんだよね。
覚えやすいからいいんだけどさ。
「じゃ、鞄置いてくるね。」
「あれ? みみ、1番鞄置いてあるよ?」
「ほんとだ、誰かいんじゃね?」
「えっ!?」
ほんとだ…。
誰かの鞄が置いてある。
「じゃあ、2番ね…。」
「えーっ、みみ悔しそう―。」
「悔しくないって! なんで悔しがらなきゃなんないの?」
1番って目立つんだよ!
初めての2番でよかったよ!
……いや、ほんとに!
「わー知らない人ばっかだなぁ…。」
「俺も、知らない奴ばっか…。」
「ひなもーっ!」
とか言っときながら、なぜか超ニコニコのひな。
もう男子がチラチラ見てるし…。
今年のクラスでも、ひなはもてそうだね。
「そういえば、みみ、出席何番だった?
俺、16だったんだけど。」
「見てないけど……どうせ1番でしょ。」
私は『天海』だから、出席はずーっと1番なんだよね。
覚えやすいからいいんだけどさ。
「じゃ、鞄置いてくるね。」
「あれ? みみ、1番鞄置いてあるよ?」
「ほんとだ、誰かいんじゃね?」
「えっ!?」
ほんとだ…。
誰かの鞄が置いてある。
「じゃあ、2番ね…。」
「えーっ、みみ悔しそう―。」
「悔しくないって! なんで悔しがらなきゃなんないの?」
1番って目立つんだよ!
初めての2番でよかったよ!
……いや、ほんとに!