12 love storys
私は佑(タスク)の
言いなりだった。




佑はとても
傲慢で自分勝手で、
そして、
ズルい男だった。




なのに、佑は常に
中心にいた。
彼の周りには
いつだって、
人がいた。
私にはそれが、
理解出来なかった。




けれど、
その輪の中で
佑に肩を抱き寄せられるたび、
私は押し潰されそうなくらいの
優越感を味わっていた。




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