12 love storys
あの日の事を今でも鮮明に覚えている。学校の帰り道にあるコンビニのゴミ箱にトリュフを投げ捨てて帰ったこと。


部屋に閉じ籠り、ずっとずっと泣いていたこと。


散々、泣いたらスッキリして、そしたら急にお腹が空いてきて、お母さんが用意してくれていたおにぎりをペロッと食べたこと。


お腹が満足すると急に眠気が襲ってきて、呆れるくらい長い時間眠ったんだ。


そして、次の日、いつも通り目覚めた私は卒業までの数週間、学校へ行くことはなかった。









あれから、数年が経ち私は変わった。



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