上司のヒミツと私のウソ
今日の午後、フレーバーティーシリーズ第一弾にあたる、キャラメルミルクティーの第一回宣伝企画会議が開かれた。正式にプロジェクトがスタートしたのだ。
会議といってもほとんどブレストのようなものだと、矢神から事前に聞かされていたので、私は興味半分にうきうきした気分で会議に参加した。その姿勢は大間違いだった。
会議には、私と矢神と本間課長のほかに、企画部から販売企画の担当者、広報部から広報担当者、営業部から営業担当者が同席し、さらに外部からは、広告代理店の営業担当者とデザイナーが列席した。
たしかにブレストではあった。
企画のコンセプトを説明し、それぞれが自身の役割を確認し合った。まだ詰め切れていない部分をどうするかなど、軽い意見交換もなされた。
でも、私には話の内容がさっぱり見えず、彼らがしゃべっている「F1」だの「サーキュレーション」だの「クロスメディア」だのといった専門用語とおぼしき言葉の意味さえ、皆目わからないありさまだった。
当然意見など出せるはずもなく、矢神の隣に座ってちいさくなっていた。
会議といってもほとんどブレストのようなものだと、矢神から事前に聞かされていたので、私は興味半分にうきうきした気分で会議に参加した。その姿勢は大間違いだった。
会議には、私と矢神と本間課長のほかに、企画部から販売企画の担当者、広報部から広報担当者、営業部から営業担当者が同席し、さらに外部からは、広告代理店の営業担当者とデザイナーが列席した。
たしかにブレストではあった。
企画のコンセプトを説明し、それぞれが自身の役割を確認し合った。まだ詰め切れていない部分をどうするかなど、軽い意見交換もなされた。
でも、私には話の内容がさっぱり見えず、彼らがしゃべっている「F1」だの「サーキュレーション」だの「クロスメディア」だのといった専門用語とおぼしき言葉の意味さえ、皆目わからないありさまだった。
当然意見など出せるはずもなく、矢神の隣に座ってちいさくなっていた。