藍い月と…


「ん〜何となくー?

知らないなら別に

気にしないでー?





―…所で本当に覇凰とは

無関係なの?」


急に声のトーンを下げた空良

何時ものふざけた喋り方から

一変、別人のように豹変する

顔からは笑顔が消え、冷めた目つき

そして冷め切ったような感じの口調

一体、空良は何を考えてる?


『何でまた同じ事を訊くの?』


アタシは少し身構える

二人の間にだけ張り詰めた空気


「何で?んー、何でだろうな?」


クスクスと冷めた目つきで空良は笑う





< 121 / 183 >

この作品をシェア

pagetop