藍い月と…


一歩…また一歩と徐々に

近づく赤髪に対してナイフを持っていた人が

怯えながら後退りする


それにしてもあの赤髪、

とてつもなく凄い覇気ね……

身に纏うオーラも相手に恐怖を与える程

逆にナイフを持っていた人が不憫に思える

アタシは気付かれないよう

この場を後にしようとした時…



―――ッ!?


―――ッやば!!


赤髪とバッチリと目が合っしまった

アタシは咄嗟(トッサ)に顔を背けた





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