藍い月と…


もしかしたら空良と海司

何かしらの繋がりがあると思う

アタシはケータイをしまいながらそう考えた

それから自分のクラスに入り席に着く

やっぱり、席に向かってる途中

色んな人から挨拶をされた

それに今日は珍しく朝から空良が居ない

まあ、寝るのには好都合

アタシは机に突っ伏し寝る体制に入って

意識を手離そうとした


――――…のに。



「あっ!えっるー!」


―…チッ

来やがったな


ドアがガラッと開きアタシの名前を

呼びながら駆け寄る空良

凄くニコニコしながら自分の席に

座った空良にアタシは違和感を覚えた




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