藍い月と…


「お…お前らまさか…」


顔を青ざめ後退る男

今更か…

俺らも随分と嘗められたもんだな


「逃がさねえぞ?」


笑いながら大河は男に詰め寄る

その男の後ろでたった1人だけ

立っている奴が居た

コイツ等を身代わりに自分は

逃げようって腹か?

いや…それよりももっと

違う顔をしてる

企みか?

勝ち誇った顔だ


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