藍い月と…


「はぁ、依琉ちゃんも大河と

ファイティングしようなんて無茶だよ」


眉を下げ心底アタシを心配する奏

でも仲間とファイティングするのは

アタシは当たり前だったから

その時のノリが抜けないんだなぁ


『うん、奏ごめんね?』


アタシが奏に謝れば、奏は優しい

手付きでアタシの頭をポンポンと叩く

普段はアタシがする側だったから

変な感覚する…


「行くぞ?」


暁の一言でアタシ達は歩き出した

アタシが暁達と一緒に居るのが

珍しいのか、覇凰の面子達が

驚いた顔でアタシを見つめる

そう言えばアタシが知ってる覇凰の人達

引退したから居ないんだよね

まあ居たら居たでバレたらヤバイし

それはそれで良かった?のかな




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