藍い月と…
「あ、暁さんみなさん!
頭上げて下さいっ!」
一人の男が口を開く
それを合図にか一斉に口々に言い出すみんな
「そうですよ!
俺ら認めてますよ!」
「その子はそこらの女とは
何かが違います!
そんな子俺ら見離しませんよ!」
と、みんな色々と必死に言う
「ぁあ、俺も初めて見た時から
違うと思った
みんなありがとうな」
下げていた頭を上げ満足気な
表情を浮かばす暁達
「依琉も一言」
新に言われ端に居たアタシは暁の隣に着く
はぁ…緊張する!
慣れないなぁこういうの
アタシは深く深呼吸してから
「依琉です!
アタシの事は依琉で構いません!
敬語も無しです!
気軽に話掛けて下さい!
ふぅ…
打倒!大河!」
と、最後に付け足せばこの広い空間に
一斉の笑いが起きた