不器用な恋愛 私とあなた
「 結。」
振り返ると彼は真剣な顔をしていた
どきん・・
この時が来た
「これ やる。俺にはもう必要ない。」
私の目の前に 小さな白い箱を出した
これって・・・
受け取って 蓋を開ける
やっぱり・・・
中には綺麗なダイヤモンドの指輪が入っていた
「こんなの貰えない・・」
彼に返そうとしたら 視線を外し海を眺めた
「もともと お前にやるつもりだった。いらないなら 捨てて。」
捨てる事なんて出来ないよ
こんな高い物