俺様の熟した恋の実~10years~
【涼雅side】
2月14日。
俺がほんとに嫌いな日。
全然知らない子からチョコもらったり、手紙もらったりなどなど……。
「はよーっ涼雅!チョコもらったかぁ?」
「ぜんっぜん知らん子からもらった。いらない」
「ははっ!………俺も。俺はモデル、モデルだから我慢」
「俺は一般人。一般人だから我慢できねぇ」
咲夜は俺よりも、チョコの山。
モデルすげぇな……。
俺がほしいのは羽音のチョコだけ。
アイツはいつチョコ渡してくっかなぁ~。
「あっ、あの~……私のチョコ受け取って下さい!涼雅くんっ」
「あたしも涼雅くんのために手作りしたの!手紙もよかったら…」
「ありがと、な。もらっとくわ」
「きゃー♪ありがとう!涼雅くん♪
彼女とゆう存在がいながらよく堂々とチョコ渡せるな。
手紙までご丁寧に……。
そのチョコはさりげなーく全部咲夜の机の上に置いておいた。