俺様の熟した恋の実~10years~



廊下にいればいるほどチョコをもらった。


もうチョコ地獄!!


教室にいれば咲夜が軽く女の子達の相手をしてくれる。


「なぁなぁ涼雅♪本命からチョコもらったか?」

「残念ながらまだ」

「俺はねっ……ジャーン!!未空ちゃん特製のトリュフ~♪」

「羽音のくせに焦らすとか生意気だなー…」

「かわいいじゃん♪ちょっとしたイタズラ!」


まっ、渡してくるとしたら放課後だろ。


羽音のくせに俺のこと焦らすとかお仕置き決定。


楽しみにしてる俺がガキくさく感じる。


「いいね~。楽しみにしてくれる彼氏がいるとはっ!」

「たっ、楽しみになんてしてねぇよ」

「嘘つけぇ~!ソワソワしてんじゃん!」

「うるせーよ!そんなんじゃない!」

「はいはい♪未空ちゃんのチョコたーべよっと」


咲夜にまで悟られて……


俺、嘘つくの下手くそ~……。


< 131 / 310 >

この作品をシェア

pagetop