俺様の熟した恋の実~10years~
まだ口の中に甘い味が残る中、ピアスの件をママに伝える。
反対されるの覚悟で………。
「夏休みにピアス空けたいなぁ~って…思ってて」
「ピアス!?ん~……そろそろいっかな。うん!いんじゃない?」
「ほんとに!?やったー!」
「その代わり、病院に行きなさいね?約束よ?」
「もちろん♪」
涼雅とママの両方から病院を勧められたあたしは、病院へ行くことに。
夏休みに入って2週間目のことだった。
「天野羽音さーん。こちらへどうぞ♪」
「は、はーい…」
「ピアスですね~。緊張しないで大丈夫!痛くないですから」
「ほんとですか~!?」
「ちょっと痛いかなっ」
病院には来たものの、怖くてしょーがない!
優しい女医さんが、ケースに入ったたくさんのファーストピアスを見せてくれる。