俺様の熟した恋の実~10years~



たくさんの色や形、迷うほどあった。


どれがあたしに似合うかなぁ?


パッと目に付いたのは丸いピンクのピアス。


キラキラ光って夏らしい。


「この……ピンクのピアスにしたいです!」

「これ今一番の人気なんですよ~。じゃあ、右耳から空けますね?」

「お、お願いしますっ」


先生に頭を押さえられても、微かに震える……


あたしどんだけビビりなの!?


バチン!!


一瞬の痛み同時に耳元で響くピアッサー。


「すごくお似合いですよ!次、左耳に空けます」

「はーい……」


バチン!


「はい!とてもキレイに空きました!」

「わぁ~……ピアスだ~!」


手渡された鏡を覗くと、両耳にピンクのピアスが輝く。


左耳……涼雅とお揃い!


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