俺様の熟した恋の実~10years~
つーか、自分でピアス空けたから俺自身もまともに消毒してない。
なるべく痛くないようにしてやろ……。
綿棒に消毒液を付けて優しく耳を消毒する。
「痛い!痛い!すっごい痛い!」
「こんぐらいしなきゃダメだろ?消毒一人でどうしてた?」
「こうやってた……ちょっと付けて…」
「そんなんじゃ消毒になんねぇから。ほら、おいで?」
「う~……痛いよ……」
半べそかいてる羽音を膝に乗せて、動かないように固定。
なんか泣いてる姿見んの幼くてかわいい。
「んっ……あっ…いっ、痛い……」
「そんなエロい声出すな。消毒終わったら食うよ?」
「ダメ!ヤダ!我慢するからっ……」
「痛がりはピアス向いてねーの」
「……ん……はっ…もっと優しくしてよぉ~……」
「俺の理性ぶっ飛ばす気かよ…」
俺の制服のネクタイをぎゅっと握りながら、必死で痛みに耐える。
なんつーか……この表情見れてるだけで幸せ。